ふきのとうのつけ木焼き

連載日本の食生活全集

2022年03月23日

聞き書 長野食事 佐久平の食より

南に面した畑の土手から、まだ固くしまったふきのとうを、子どもたちはいち早く見つける。細かくきざんで味噌を混ぜ、つけ木の板にのばしていろりの火であぶる。ほろ苦く香ばしい味に、ついごはんのおかわりをしてしまう。

 

出典:向山雅重 他編. 日本の食生活全集 20巻『聞き書 長野の食事』. 農山漁村文化協会, 1986, p.204-204

関連書籍詳細

日本の食生活全集20『聞き書 長野の食事』

向山雅重 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540860768
発行日:1986/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

十州に境を連ねる信州の山と川、四つの平の恵みを生かしきる女の技を収録。木曽のすんき漬、東信の野沢菜漬、中信の稲扱菜など、特徴ある野菜がいっぱい。海こそなけれよろず足らわぬことなき暮らしと食を聞書きする。
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