炎天下の仕事に耐える食事の工夫――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2024年08月22日

聞き書 島根食事 奥出雲の食より

朝飯――おかゆ、梅干し、らっきょ漬、なすびときゅうりの浅漬、番茶
朝草刈りを終わって帰って食べる朝飯は八時ごろで、おかゆと梅干しが主となる。それから今日の田の草取りがはじまる。

写真:夏の朝飯
おかゆと梅干し、らっきょ漬ときゅうりの浅漬、なすびの浅漬、番茶

 

出典:島田成矩 他編. 日本の食生活全集 32巻『聞き書 島根の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.116-117

関連書籍詳細

日本の食生活全集32『聞き書 島根の食事』

島田成矩 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540910029
発行日: 1991/7
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

旧暦十月の神無月も出雲では「神有月」。全国から集まる神々をもてなす心が食生活の中にいまも息づく。汽水湖・宍道湖・中海の豊かな魚介、米どころ出雲平野、豪雪の山間、隠岐まで郷土の食を網羅。
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