脂ののった秋魚で魚ずくめの食事―日常の食生活

連載日本の食生活全集

2021年11月16日

聞き書 徳島の食事 阿南海岸(阿部)の食より

昼―麦飯、あじの塩焼き、はげの味噌汁、古たくあん
秋の日ざしで干されたあじや、とりたてのあじ、さば、いわしを塩焼きにして食べる。あじは飽きのこない魚で、つねに膳にのぼる。焼き魚には、大根おろしを添えるといちだんとおいしい。味噌汁の実はなんといっても白身魚のはげが一番。一人が一尾といわず、味噌汁をおかわりして二尾も三尾も食べる。豊漁の秋は魚ずくめの食事である。

写真:秋の昼飯
上:あじの塩焼き、古たくあん/下:麦飯、はげの味噌汁

 

出典:立石一 他編. 日本の食生活全集 36巻『聞き書 徳島の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.184-186

関連書籍詳細

日本の食生活全集36『聞き書 徳島の食事』

立石一 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540900075
発行日:1990/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

祖谷そばにたらいうどん、いろりのそばで香りたつでこまわし。渦潮にもまれて育つ魚やわかめ。海・山のバラエティ豊かな暮らしと食を祭事とともに再現。藍商人の食事も再現。
田舎の本屋で購入

このカテゴリーの記事 - 日本の食生活全集
おすすめの記事