さなぶりや祇園祭り、七夕祭り─晴れ食・行事食

連載日本の食生活全集

2022年06月17日

聞き書 静岡食事 中遠水田地帯の食より

六月二十五日までには田植えを終わる。「さなぶり」には農具を洗って焼き米と塩を大黒さまとえびすさまに供える。そしてその日は農休みの日として、油揚げ、こんにゃく、焼き豆腐などを煮しめにして食べることにしている。こんにゃくの白あえは、さなぶりに欠かせない。

写真:さなぶりの供えもの
大黒さまとえびすさまの左右に苗を置き、焼き米、塩、煮しめを供える。焼き米は、苗代に播いた残りの籾を炒ったものである。

 

出典:大石貞男 他編. 日本の食生活全集 22巻『聞き書 静岡の食事』. 農山漁村文化協会, 1986, p.206-207

 

関連書籍詳細

日本の食生活全集22『聞き書 静岡の食事』

大石貞男 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540860638
発行日:1986/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

静岡県は日本の食文化上、特異な位置を占める。大井川を境に県内の食文化が二分され、それが日本の東西の食文化の違いにほぼ重なる。民俗学上も貴重な静岡の食事の全貌。
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