聞き書 沖縄の食事 八重山の食より
■朝
ほーほーほけっきょうといううぐいすの声で、すがすがしくとび起きる。いもとごはんを炊き、パパヤ(パパイヤ)、もやし、たまなー(キャベツ)などをちゃんぷる(油炒め)にしたり、三杯酢あえにしたりする。汁は豆腐、にらやよもぎを入れた味噌汁である。
写真:春の弁当
あんつく(編みかご)に入れたいもと、ばしょうの葉に包んだたまなーちゃんぷる
出典:尚弘子 他編. 日本の食生活全集 47巻『聞き書 沖縄の食事』. 農山漁村文化協会, 1988, p.261-262