聞き書 千葉の食事 房州海岸の食より
■朝―大麦飯、わかめのおつけ、干もののくず、味噌漬
春になると、磯の口が開く(解禁になる)。女たちは、わかめやひじきをおつけの実やおかずの足しにと、せっせととる。とれたてのわかめを入れたおつけは、春の香りがいっぱいに広がる。
写真:春の朝飯
磯の口開けとともに、おつけの実はわかめに変わる。きずもののあじの干ものも焼く。
出典:高橋在久 他. 日本の食生活全集 12巻『聞き書 千葉の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.65-66
2021年03月22日
聞き書 千葉の食事 房州海岸の食より
■朝―大麦飯、わかめのおつけ、干もののくず、味噌漬
春になると、磯の口が開く(解禁になる)。女たちは、わかめやひじきをおつけの実やおかずの足しにと、せっせととる。とれたてのわかめを入れたおつけは、春の香りがいっぱいに広がる。
写真:春の朝飯
磯の口開けとともに、おつけの実はわかめに変わる。きずもののあじの干ものも焼く。
出典:高橋在久 他. 日本の食生活全集 12巻『聞き書 千葉の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.65-66
日本の食生活全集12『聞き書 千葉の食事』
高橋在久 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540890024
発行日:1989/06
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁
黒潮が打ち寄せる房総半島は日本でも屈指の好漁場。いわし・かつおに代表される海の幸と利根川の魚、台地の作物が食膳にのぼる。太巻ずしはこの地の伝統食。女性が築いた食の営みを記録する。
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