てんぷらを揚げて、とりあげの疲れをいやす―日常の食生活

連載日本の食生活全集

2021年09月09日

聞き書 栃木の食事 八溝山地(馬頭)の食より

おゆはん―麦飯、野菜のてんぷら、白菜漬、味噌汁
秋の夜にはたっぷりある野菜を利用して、ねぎ、にんじん、ごぼう、さつまいも、かぼちゃ、終わりなすなどのてんぷらを揚げることが多い。ごはんが足りないときは、味噌汁に水溶きの小麦粉を入れたはっとう汁をつくったり、うどんをゆでたりする。

写真:秋のおゆはん
上:野菜のてんぷら、白菜の漬物/下:麦飯、いもがら汁

 

出典:君塚正義 他. 日本の食生活全集 9巻『聞き書 栃木の食事』. 農山漁村文化協会, 1988, p.216-216

関連書籍詳細

日本の食生活全集9『聞き書 栃木の食事』

君塚正義 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540880322
発行日:1988/8
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

鮭食の伝統「しもつかれ」、伝統行事に食の歴史をとどめる栃木の食。海なし県栃木で多用される川魚、里芋。山と川と里の国栃木の習俗、行事、暮らし、食の姿を伝える。
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