干し柿のみぞれあえ、柿巻き

連載日本の食生活全集

2023年01月16日

聞き書  香川の食事 さぬき平野の食より


干し柿のみぞれあえは、だいこすりに酢醤油で味をつけ、干し柿をせん切りにして混ぜる。舌の上でだいこすりと干し柿の甘みとぬめりがころげる。
柿巻きは、干し柿の種をとり、ひろげ、ゆずの皮をせん切りにして巻きこむ。柿の甘さとゆずの酸味が舌の上で溶けあって、おいしいひと休みができる。

写真:干し柿のみぞれあえ

 

出典:井上タツ 他編. 日本の食生活全集 37巻『聞き書 香川の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.192-192

関連書籍詳細

日本の食生活全集37『聞き書 香川の食事』

井上タツ 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540900068
発行日:1990/8
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

じゃこだしで食べるさぬきうどん、さわらでつくる魚ばっつおのごちそう、行事に欠かせない鮒のてっぱい。讃岐三白の伝統をひく食べものと溜池からの恵みを聞き書きする。
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