みずみずしい青ものとため池の小魚――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年04月03日

聞き書 香川の食事 西さぬきの食より

夕ごはん――えんどう飯、しじみ汁、たけのこの木の芽あえ、こんこ
えんどうやだいずがとれるこのころ、米を減らし、豆の入った醤油飯をつくると子どもたちが喜ぶ。たけのこの木の芽あえやしじみ汁で豊かな心になる。
早春の池の堤に生えているほうしことりと、ほうしこのはかまとりは子どもの仕事で、お母はんが夕ごはんにいでて醤油で煮つけてくれる。また、裏ん口や井戸端にふきが生えてくるので、それを切ってきていでて、いりこのだしと醤油で煮つけておく。

写真:春の夕ごはん
えんどう飯、しじみ汁、こんこ、たけのこの木の芽あえ

 

出典:井上タツ 他編. 日本の食生活全集 37巻『聞き書 香川の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.219-220

関連書籍詳細

日本の食生活全集37『聞き書 香川の食事』

井上タツ 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540900068
発行日:1990/8
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

じゃこだしで食べるさぬきうどん、さわらでつくる魚ばっつおのごちそう、行事に欠かせない鮒のてっぱい。讃岐三白の伝統をひく食べものと溜池からの恵みを聞き書きする。
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