栗ごはん、まつたけの吸いものに舌つづみ――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年09月15日

聞き書 愛媛食事 高縄山塊(鈍川)の食より

野良行きの弁当――麦飯または白飯、塩鮭、梅干し、こんこ
秋は、田畑に行くとき、朝の一〇時に食べる弁当と、午後三時に食べる弁当を持って行く。行李の弁当箱で、一〇時に食べるものは大箱で、三時は小箱。ごはんは山盛りいっぱい。腹がよくすくので、ときどきはほとんどが米のいわゆる白飯を持って行くこともあって、この白に近いごはんのときが待ち遠しい。おかずは塩鮭と梅干し、こんこなどである。

写真:野良行き弁当
米の割合の多いごはんに、塩鮭、こんこ、梅干しなどを詰めて、2食分持って行く。

 

出典:森正史 他編. 日本の食生活全集 38巻『聞き書 愛媛の食事』. 農山漁村文化協会, 1988, p.267-269

関連書籍詳細

日本の食生活全集38『聞き書 愛媛の食事』

森正史 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540880452
発行日:1988/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

魚あふれる瀬戸内、宇和の海。春はいだが川面をさかだて夏はあゆが水底に踊る肱川。五穀ゆたかな山間の田畑。海、山、川、平野の四季の移ろいと暮らし、食をつぶさに描く。
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