蒸した新いもをつまみながら漁と農作業に精を出す――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年10月06日

聞き書 香川食事 瀬戸内沿岸の食より

枡建漁と農作業に追われて最も忙しい季節だが、ときには山へ、きのこどりにも出かける。まいろ、あかしょ、あぶらだけなどをとってきて、大根飯や煮しめを炊く。
晩飯――麦飯、だんご入り味噌汁、たこのあえもの
味噌汁に、ゆがいた干しうどんやだんごを落としこんだりする。味噌汁にはもちろん小魚を入れる。また、潮の引いた浜を歩き、岩の穴にこもっている大だこをとってきて、とれたてのたこのあえものを食べることもある。

写真:秋の晩飯
上:たくあん、ちぬのいりつけ/下:麦飯、よそぎのだしのうどん汁

 

出典:井上タツ 他編. 日本の食生活全集 37巻『聞き書 香川の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.274-275

関連書籍詳細

日本の食生活全集37『聞き書 香川の食事』

井上タツ 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540900068
発行日:1990/8
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

じゃこだしで食べるさぬきうどん、さわらでつくる魚ばっつおのごちそう、行事に欠かせない鮒のてっぱい。讃岐三白の伝統をひく食べものと溜池からの恵みを聞き書きする。
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