秋の味覚をごはんに炊きこむ――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年11月16日

聞き書 愛知食事 堀川端、清州越商家の食より

夕――まったけごはん、吸いもの、里芋の煮しめ、らっきょ漬
秋は混ぜごはんをよくつくる。栗ごはん、まったけごはんなどである。まったけごはんに入れるまったけは傘の開いたものを使い、形のよい小ぶりのものは吸いものや土びん蒸しにする。
まったけごはんには、おつけではなく吸いものをつける。吸いものは豆腐とほうれんそうの実にして、さっぱりと仕立てる。これに、里芋や傘の開いたまったけ、れんこん、にんじんなどの煮ものがつけば、秋の香りがいっぱいになる。

写真:秋の夕食
まったけごはん、里芋の煮しめ、吸いもの、らっきょ漬

 

出典:星永俊 他編. 日本の食生活全集 23巻『聞き書 愛知の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.58-59

関連書籍詳細

日本の食生活全集23『聞き書 愛知の食事』

星永俊 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540890031
発行日:1989/8
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

海、山、川、田畑の幸豊かな愛知、味噌のルーツ豆味噌を生かす味噌料理の数々。尾張藩時代からの伝統ある食べものと、江戸、上方の味覚がおりなす多彩な食。
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