春の息吹を感じさせる野菜料理――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2024年03月13日

聞き書 愛知食事 清州越商家の食より

昼――朝の麦飯、おつけ、ひじきの煮もの、大根漬、らっきょ漬、梅干し
お昼は朝の残りを温めて食べることが多い。ひじきの煮ものはふだんよくつくる。煮ものなどたいていのお菜はおくどで炊くが、ひじきはガスこんろでゆっくりと煮こむ。ひじきは二月にとったものが味がよく、また、揚げと相性がよい。

写真:春の昼食
〔上から時計回りに〕麦飯、ひじきの煮もの、梅干し、らっきょ漬

 

出典: 星永俊 他編. 日本の食生活全集 23巻『聞き書 愛知の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.49-51

関連書籍詳細

日本の食生活全集23『聞き書 愛知の食事』

星永俊 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540890031
発行日: 1989/8
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

海、山、川、田畑の幸豊かな愛知、味噌のルーツ豆味噌を生かす味噌料理の数々。尾張藩時代からの伝統ある食べものと、江戸、上方の味覚がおりなす多彩な食。
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