毎日食べても飽きないまったけ――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2024年11月01日

聞き書 大阪食事 天満雑貨商の食より

昼ごはん――まったけの冷やごはん、ずいきのおつい、塩こぶ、きざみ
涼しくなると温かいものが食べたくなる。根元に親いもをつけた大きなずいきでおついをつくる。さつまいもとおねぎのおつい、大阪しろ菜とあぶらげを炊いたもの、筑前炊き、それに船場汁やのっぺ汁もぼつぼつこしらえはじめる。

写真:秋の昼ごはん
上:塩こぶ、きざみ/下:まったけごはん、ずいきのおつい

 

出典:上島幸子 他編. 日本の食生活全集 27巻『聞き書 大阪の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.89-90

関連書籍詳細

日本の食生活全集27『聞き書 大阪の食事』

上島幸子 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540900099
発行日: 1991/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 392頁

商人の町・大阪は、日本中の一流の物産が集まる「天下の台所」。船場、天満の商家、月給取り、近在の農家・漁家の食卓に、「食い倒れ」の真相を探る。写真を添えて料理を再現した食の歳時記。
田舎の本屋で購入

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