聞き書 大阪の食事 天満雑貨商の食より
■昼ごはん――まったけの冷やごはん、ずいきのおつい、塩こぶ、きざみ
涼しくなると温かいものが食べたくなる。根元に親いもをつけた大きなずいきでおついをつくる。さつまいもとおねぎのおつい、大阪しろ菜とあぶらげを炊いたもの、筑前炊き、それに船場汁やのっぺ汁もぼつぼつこしらえはじめる。
写真:秋の昼ごはん
上:塩こぶ、きざみ/下:まったけごはん、ずいきのおつい
出典:上島幸子 他編. 日本の食生活全集 27巻『聞き書 大阪の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.89-90