手長だこの関東炊き

連載日本の食生活全集

2020年10月05日

聞き書 徳島の食事 鳴門海岸(浜屋)の食より

手長だこは足の長いたこで、十月になるとよくとれる。やわらかく、夕食に喜んで食べる。
たこは、塩をまぶしつけてよくもむようにすると、ぬめりが出てくる。これを洗って水気をよく切る。こんにゃくは大きめに切り、ゆでておく。
大なべに醤油、砂糖と酒を入れ、沸騰したらたこを入れ、こんにゃくも入れて一緒に煮る。たこが固くなるので煮すぎないようにする。

 

出典:立石一 他. 日本の食生活全集 36巻『聞き書 徳島の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.293-293

関連書籍詳細

日本の食生活全集36『聞き書 徳島の食事』

立石一 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540900075
発行日:1990/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

祖谷そばにたらいうどん、いろりのそばで香りたつでこまわし。渦潮にもまれて育つ魚やわかめ。海・山のバラエティ豊かな暮らしと食を祭事とともに再現。藍商人の食事も再現。
田舎の本屋で購入

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