いのししの刺身

連載日本の食生活全集

2020年10月19日

聞き書 鹿児島の食事 霧島山麓の食より

いのしし肉はまず下ごしらえを十分にする。よく切れる包丁で荒毛をとり払い、皮目を焼いて熱湯をかけてから適当に切り分ける。背肉からとる刺身は最高の味である。
大根のせん切りや針しょうがを添え、醤油をつけていただく。

 

出典:岡正 他. 日本の食生活全集 46巻『聞き書 鹿児島の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.177-178

関連書籍詳細

日本の食生活全集46『聞き書 鹿児島の食事』

岡正 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540890055
発行日:1989/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

鹿児島は南方食文化の北端。いも・鶏・糸瓜・豚の調理に南方の食習慣が息づく。海上の味=ヤポネシア構想の主舞台の陽光あふれる南国の味。
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