春は新めのはや山菜をとり混ぜて―日常の食生活

連載日本の食生活全集

2021年04月09日

聞き書 島根の食事 隠岐の島の食より

■朝飯―麦飯、味噌汁、煮豆、こうこ、梅干し
味噌汁は、とりたての新めのはとねぎを入れたもの。生めのはは熱湯の中に入れるとぱっと緑色に変わっていき、いかにもおいしそうである。煮豆は黒大豆を煮たもの。

写真:春の朝飯
麦飯、めのはの味噌汁、黒豆の煮豆、こうこと梅干し

 

出典:島田成矩 他. 日本の食生活全集 32巻『聞き書 島根の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.276-277

関連書籍詳細

日本の食生活全集32『聞き書 島根の食事』

島田成矩 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540910029
発行日:1991/07
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

旧暦十月の神無月も出雲では「神有月」。全国から集まる神々をもてなす心が食生活の中にいまも息づく。汽水湖・宍道湖・中海の豊かな魚介、米どころ出雲平野、豪雪の山間、隠岐まで郷土の食を網羅。
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