聞き書 香川の食事 さぬき平野の食より
■茶づけ―麦飯、落としこみ汁、わかめ入りきゅうりもみ、梅干し
家族が多いと、ごぜんの残りごはんだけでは足りそうにないので、汁にうどん粉だんごを落とした落としこみ汁を炊く。たこ干し(割干し)だいこをしばらく水に浸しておいて入れると甘みが出てとてもおいしい。きゅうりも、家族の好きなわかめを店から買ったものと酢のものにして、暑さをしのぐ。
写真:夏の茶づけ
上:わかめ入りきゅうりもみ、梅干し/下:麦飯、落としこみ汁
出典:井上タツ 他. 日本の食生活全集 37巻『聞き書 香川の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.163-165