聞き書 宮城の食事 仙南・亘理平地の食より
収穫を祝ういも月さん、豆月さん、お刈りあげ、にわ払い、大根の年取りと行事が多い。それぞれの収穫物を田の神、畑の神に供え、家族も十分それをいただき、一年中の農作業が終了した満足感でいっぱいになる。
■秋の彼岸
中日には小豆あん、ずんだ、豆粉などで包んだおはぎをつくり、にんじんの白あえなどと一緒に仏壇に供える。おはぎは墓まいりでも供える。
写真:彼岸のごちそう
おはぎ(上から小豆あん、ずんだ、豆粉)、にんじんの白あえ
出典:竹内利美 他. 日本の食生活全集 4巻『聞き書 宮城の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.88-89