かきのだしの七色雑煮で祝う正月―晴れ食・行事食

連載日本の食生活全集

2021年12月22日

聞き書 兵庫の食事 瀬戸内沿岸(明石)の食より

正月
一日は家族全員で新年を祝う。祝い膳は、こんにゃくやごぼうを入れた黒豆煮、尾頭つきとして目刺しを二ひき、かまぼこ、里芋やこんにゃくなどの煮しめに加えて、いたぼがきや大貝でだしをとった七色雑煮が欠かせない。雑煮は、丸もちをゆで、にんじん、大根、ごぼう、お焼き(焼き豆腐)、里芋をすべて丸く切り、貝でとっただしに味噌を加えた汁をかける。

写真:家族の正月の膳
上:〔左から〕煮しめ(里芋、にんじん、ごぼう、高野豆腐、ちくわ)、目刺し/中:黒豆煮(ごぼう、こんにゃく入り)、なます(大根、にんじん)、銚子/下:ごまめ、酒、雑煮(もち、大根、にんじん、ごぼう、里芋、お焼き)

 

出典:和田邦平 他編. 日本の食生活全集 28巻『聞き書 兵庫の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.68-71

関連書籍詳細

日本の食生活全集28『聞き書 兵庫の食事』

和田邦平 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540910067
発行日:1992/3
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

摂津、丹波、但馬、播磨、……瀬戸内から日本海にまでいたる多彩な風土と独自の食文化、さらに国際都市神戸のハイカラ料理、淀川長治氏が語る神戸モダンボーイの食事も紹介。
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