聞き書 山梨の食事 笛吹川上流の食より
■夕――冷やむぎ、おつゆ、どぶ漬
ようめしは米の飯、味噌汁、塩さばを焼いたもの、つくだ煮、どぶ漬のきゅうり、トマトなどであるが、ときには冷やむぎをつくる。たまねぎを入れた温かい醤油汁をつくり、ねぎや青のり、けずり節などのお辛味を入れて、おつゆにめんをつけてはつるつると食べる。
写真:夏のようめし
冷やむぎ(お辛味とおつゆを添えて)、きゅうりのどぶ漬
出典:福島義明 他編. 日本の食生活全集 19巻『聞き書 山梨の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.86-87