聞き書 宮城の食事 阿武隈丘陵の食より
■夜――麦飯、味噌汁、かどいわしの煮つけ、唐菜っぱのおひたし、ゆりな漬
この時期は、かどいわし(にしん)をよく買い、煮つけて食べる。
唐菜っぱは、泥くさくて味はよくないが、虫がつかずつくりやすいので、味噌汁の実やおひたしなどにしてよく使う。
写真:春の夕食
膳内:〔上〕唐菜っぱのおひたし、かどいわしの煮つけ。〔下〕麦飯、味噌汁/膳外:ゆりな漬
出典:竹内利美 他編. 日本の食生活全集 4巻『聞き書 宮城の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.268-270