聞き書 千葉の食事 九十九里海岸の食より
■夕――麦飯、味噌汁、ながらみときゅうりの酢のもの、あじのたたきなます
なすが、やっさかごいっぱいになるほどとれるので、よく味噌汁に入れる。夏とれるながらみは、きゅうりもみと一緒に三杯酢であえる。それに、なんといっても、あじのたたきなますが食欲をそそる。酒のさかなに、ごはんのおかずに、もってこいの食べものである。
写真:夏の夕飯
上:きゅうりのぬか味噌漬/中:ながらみときゅうりの酢のもの、あじのたたきなます/下:麦飯、なすの味噌汁
出典:高橋在久 他編. 日本の食生活全集 12巻『聞き書 千葉の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.29-30