野菜はなすびときゅうりが主役――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年07月28日

聞き書 島根の食事 出雲平野の食より

朝飯――お焼き、味噌汁、漬物など菜台のもの
お焼きは砂糖醤油をつけ、味噌汁はなすびやじゃがいもを入れてつくる。
夏の菜台に並ぶものは、たくあん、とくな漬、らっきょう漬、酢もどし梅漬(梅干し)、きゅうりまたはうりの浅漬、あらめの煮しめなどが多い。

写真:夏の菜台
あらめと油揚げの煮しめ、酢もどし梅漬、とくな漬、らっきょう漬、うりの浅漬、たくあん

 

出典:島田成矩 他編. 日本の食生活全集 32巻『聞き書 島根の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.71-72

関連書籍詳細

日本の食生活全集32『聞き書 島根の食事』

島田成矩 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540910029
発行日:1991/7
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

旧暦十月の神無月も出雲では「神有月」。全国から集まる神々をもてなす心が食生活の中にいまも息づく。汽水湖・宍道湖・中海の豊かな魚介、米どころ出雲平野、豪雪の山間、隠岐まで郷土の食を網羅。
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