大根飯に脂ののったいわしで──日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年09月01日

聞き書 宮城食事 三陸南海岸の食より

朝――大根飯、いわしの塩焼き、味噌汁、くきな漬
大根または大根の葉はかて切りできざみ、水煮をしてさらしておく。米が七分目ほど炊けたところへ、水気をしぼった大根か葉を入れてかき混ぜ、炊きあげる。かてがさつまいもやにどいもならば、最初から米に混ぜて炊く。
おかずは、大量にとれるいわしの塩焼きや味噌煮、ぬたなどである。味噌汁の実はまつぼなどの海草やねぎを使い、漬物は大根のくきな漬(大根葉の塩漬)や大根の切漬である。
いか釣りの朝などは忙しいので、簡単な食事ですませる。

写真:秋の朝食
くきな漬、いわしの塩焼き、大根飯、まつぼとねぎの味噌汁

 

出典:竹内利美 他編. 日本の食生活全集 4巻『聞き書 宮城の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.135-136

関連書籍詳細

日本の食生活全集4『聞き書 宮城の食事』

竹内利美 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540890062
発行日:1990/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

米どころ宮城は旧伊達藩以来の米どころで、もちの多彩な食べ方を誇る。三陸海岸では四季いろいろな魚貝がとれ、浜の人たちだけでなく、内陸の人々の食膳もにぎわす。
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