お茶漬をかきこんで稲刈り――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年10月18日

聞き書 岐阜食事 恵那平坦(東野)の食より

昼――干たらの茶漬、朝の残りのおつけ、なす漬
秋は日が短いので仕事時間が少なく、お天気のいい日は昼飯を食べる時間も惜しいくらいである。お茶漬をさらさらとかきこんで稲刈りということもある。

写真:秋の昼飯
干たらの茶漬、おつけ(ずいき、里芋、青菜)、なす漬

 

出典:森基子 他編. 日本の食生活全集 21巻『聞き書 岐阜の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.115-116

関連書籍詳細

日本の食生活全集21『聞き書 岐阜の食事』

森基子 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540900044
発行日:1990/5
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

飛騨は山の恵み、美濃は川の恵み豊かな国。米と繭の国だが、雑穀や山菜、木の実も大切な食糧。味噌・漬物・どぶろくなど発酵食品がよく発達している。山・川の恵みを受けた八つの地区の暮らしと食を収録。
田舎の本屋で購入

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