古漬の煮づけ菜、だんご汁──日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年11月13日

聞き書 広島食事 中部台地の食より

昼――だんご汁やおじや
麦飯と漬物のほか、ときにはだんご汁やおじやを食べる。大根や菜っぱ、油揚げで味噌汁をつくり、小麦粉を練ってちぎり入れただんご汁、または冷やごはんを入れておじやをつくる。だしのいりこは、海田から売りにくる。物々交換で、いりこ一升を米一升で買う。

写真:秋の昼飯
上:煮づけ菜/下:麦飯、だんご汁

 

出典:神田三亀男 他編. 日本の食生活全集 34巻『聞き書 広島の食事』. 農山漁村文化協会, 1987, p.122-123

関連書籍詳細

日本の食生活全集34『聞き書 広島の食事』

神田三亀男 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540870668
発行日:1987/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 382頁

"耕して天に至る"瀬戸内の島の味の基本はひしお味噌、広島湾のかきには「いろは48種」の料理。備北山地では日本海のわにが、芸北山間では石州からの魚が食卓を飾る。
田舎の本屋で購入

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