聞き書 愛知の食事 清州越商家の食より
■昼――朝の麦飯、おつけ、ひじきの煮もの、大根漬、らっきょ漬、梅干し
お昼は朝の残りを温めて食べることが多い。ひじきの煮ものはふだんよくつくる。煮ものなどたいていのお菜はおくどで炊くが、ひじきはガスこんろでゆっくりと煮こむ。ひじきは二月にとったものが味がよく、また、揚げと相性がよい。
写真:春の昼食
〔上から時計回りに〕麦飯、ひじきの煮もの、梅干し、らっきょ漬
出典: 星永俊 他編. 日本の食生活全集 23巻『聞き書 愛知の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.49-51