夏野菜のぬか味噌漬で食を進める――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2024年05月31日

聞き書 千葉食事 南総丘陵の食より

野菜畑では、なすやうり、きゅうり、どじょういんげんなどの収穫がある。おつけの実やぬか味噌漬の材料にことかかない。
朝――麦飯、どじょういんげんとなすのおつけ、なすのぬか味噌漬
梅雨のむし暑さのあとに、日ざしの強い毎日が続くと、麦飯もうまいとは感じなくなる。早朝にひと仕事してからの食事だからなんとか食べられるが、なすのぬか味噌漬で食を進める。暑さ負けしないようにと梅干しなども、いつもより口に入れることが多い。らっきょうも、漬けて一か月もたつと味がなじんでくる。

写真:夏の朝飯
麦飯、どじょういんげんとなすのおつけ、なすときゅうりのぬか味噌漬

 

出典:高橋在久 他編. 日本の食生活全集 12巻『聞き書 千葉の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.188-189

関連書籍詳細

日本の食生活全集12『聞き書 千葉の食事』

高橋在久 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540890024
発行日: 1989/6
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

黒潮が打ち寄せる房総半島は日本でも屈指の好漁場。いわし・かつおに代表される海の幸と利根川の魚、台地の作物が食膳にのぼる。太巻ずしはこの地の伝統食。女性が築いた食の営みを記録する。
田舎の本屋で購入

このカテゴリーの記事 - 日本の食生活全集
おすすめの記事