聞き書 島根の食事 城下町津和野の食より
■朝――白飯、ゆず味噌、こんにゃくの油炒め、大根の間引き菜の漬物、奈良漬
角切りのこんにゃくにきざみ目を入れ、油でけって(炒めて)、醤油、砂糖で味つけしたものを、一年を通してよくつくる。
秋の香りいっぱいのゆず味噌は、この季節には欠かせない。
写真:秋の朝食
上:こんにゃくの油炒め、ゆず味噌/下:白飯、奈良漬と間引き菜の漬物、お茶
出典:島田成矩 他編. 日本の食生活全集 32巻『聞き書 島根の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.255-256