川がに味噌

連載日本の食生活全集

2020年12月02日

聞き書 鳥取の食事 大山山麓の食より

雌の川がにの甲羅の中に味噌を詰め、くど(かまど)の残り火の上にのせて焼く。甲羅の味噌がぐつぐつと煮え、香ばしいよい香りがしてくると、かに味噌のできあがりである。
炊きたての熱い飯にこの川がに味噌をつけて食べると、飯がいくらでも食べられる。酒飲みは酒のさかなにすると酒がようけ(多く)飲める。

 

出典:福士俊一 他. 日本の食生活全集 31巻『聞き書 鳥取の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.227-227

関連書籍詳細

日本の食生活全集31『聞き書 鳥取の食事』

福士俊一 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540910036
発行日:1991/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 382頁

日本海側有数の漁港=賀路・境港のある鳥取県は、魚、えび、かに、貝と海の幸が多彩。磯場の夏泊海岸の海女漁は豊臣時代からの歴史をほこる。因幡の山間、伯耆富士=大山の山麓には山の幸たっぷりの食生活が。
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