聞き書 千葉の食事 東京湾口の食より
■昼――麦飯のてっぽ巻き、塩ます(鮭)、車麩の煮つけ、きゅうりの塩漬
朝の忙しい合い間をみて、舟の上で食べるてっぽ巻きの弁当をつくる。
てっぽ巻きを何本も巻き、半分に切っておはちに入れ、塩ますや車麩の煮つけにきゅうりの塩漬も一緒に入れる。暑い日盛りのなかでのひび建てには、塩ものが好まれる。
写真:舟の上で食べるてっぽ巻きの弁当
出典:高橋在久 他編. 日本の食生活全集 12巻『聞き書 千葉の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.103-104