母の里の信州や父の転勤先の味も加わる日常の食

連載日本の食生活全集

2024年02月01日

聞き書 神奈川食事 みなと横浜と古都鎌倉の食より

学校の弁当――お昼は教室中お弁当のにおいがただよう
学校に持っていくお弁当は、ごはんの間にのりを二段敷いてその上に炒り卵をのせたのり玉弁当のこともあれば、おかず入れに塩鮭、たらこなどが入ることもある。仲のよい友だちとおかずの交換をするのも昼食の楽しみの一つである。
冬は、教室のだるまストーブのまわりにつくった網棚に、アルミ製の弁当箱をのせて温めて食べる。いろいろなおかずのにおいが入りまじって教室中ににおってくるようになると、昼食も間近である。

写真:女学校に持っていくのり玉弁当
きゅうりのぬかみそ漬、紅しょうがを添えて。

 

出典:遠藤登 他編. 日本の食生活全集 14巻『聞き書 神奈川の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.36-39

関連書籍詳細

日本の食生活全集14『聞き書 神奈川の食事』

遠藤登 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540920028
発行日:1992/7
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

和洋中が勢揃いの横浜のハイカラ料理、古都鎌倉の伝統食から、相模野の恵み、山・川・海の幸を集めた県内各地の素朴な郷土料理まで、地元のお年寄りからの聞き書きをもとに再現。写真つきで記録。
田舎の本屋で購入

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