聞き書 福島の食事 阿武隈山地の食より
■夕──うどん、煮もの、ふき炒り、漬物
夕食は、うどん粉を食べる人の数に合わせて一人一合くらい量り、ねり鉢でこね、うどんを打ってゆでる。うどん汁は、にんじん、ごぼう、白菜にねぎと、家にある野菜を入れてつくる。お菜は、ふき炒りに、じゃがいも、凍み大根、ごぼう、こんにゃく、にしんを入れた煮ものをつくる。
写真:春の夕食
上:煮もの(じゃがいも、にんじん、ごぼう、こんにゃく、身欠きにしん、凍み大根)、ふき炒り/下:うどん、たくあん
出典: 柏村サタ子 他編. 日本の食生活全集 7巻『聞き書 福島の食事』. 農山漁村文化協会, 1987, p.231-232