いろどりも鮮やかな夏野菜の漬物――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2024年06月13日

聞き書 埼玉食事 大里・児玉の食より

昼――朝の麦飯と味噌汁、なすの油味噌、きゅうりもみ
この時期は目の回るほど忙しい農繁期。力をつけねば仕事をこなしていけない。精のつくおかずとして、なすの油味噌をよくつくる。なすが毎日とれるので、味噌汁になすの実が入り、おかずになすの油味噌というのもしょっちゅうある。

写真:夏の昼
膳内:〔上左から〕なすの油味噌、きゅうりもみ。〔下〕麦飯、なすの味噌汁/膳外:なすの油味噌、きゅうりもみ

 

出典:深井隆一 他編. 日本の食生活全集 11巻『聞き書 埼玉の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.76-77

関連書籍詳細

日本の食生活全集11『聞き書 埼玉の食事』

深井隆一 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540910050
発行日: 1992/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

「あさまんじゅうに昼うどん」は物日におけるきまりもの。小麦、さつまいも、狭山茶、深谷ねぎ、岡部の大根など自慢の作物もいっぱい。街道のうまいもの、鋳物工場の給食まで収録。
田舎の本屋で購入

このカテゴリーの記事 - 日本の食生活全集
おすすめの記事