聞き書 埼玉の食事 大里・児玉の食より
■昼――朝の麦飯と味噌汁、なすの油味噌、きゅうりもみ
この時期は目の回るほど忙しい農繁期。力をつけねば仕事をこなしていけない。精のつくおかずとして、なすの油味噌をよくつくる。なすが毎日とれるので、味噌汁になすの実が入り、おかずになすの油味噌というのもしょっちゅうある。
写真:夏の昼
膳内:〔上左から〕なすの油味噌、きゅうりもみ。〔下〕麦飯、なすの味噌汁/膳外:なすの油味噌、きゅうりもみ
出典:深井隆一 他編. 日本の食生活全集 11巻『聞き書 埼玉の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.76-77