聞き書 宮城の食事 三陸南海岸の食より
つぼ形の先端にある口(入出水孔)を切りとり、外皮をむいて二つ割りにする。内臓をとってよく水洗いし、五分切りにする。きゅうりを半月切りにしたものか大根のせん切り、うど、みょうがのみじん切りを添え、酢醤油で味つけする。
海で殻をはぎ、海水で洗って丸ごと食べるのが一番おいしい。一人でどんぶり一杯くらい食べられる。
焚き火で焼いた焼きほやは香ばしい。
出典:竹内利美 他. 日本の食生活全集 4巻『聞き書 宮城の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.151-151