かぼちゃの茎の煮菜

連載日本の食生活全集

2020年08月20日

聞き書 愛媛の食事 石槌山系(久万山)の食より

かぼちゃの茎はあまり早くとるとかぼちゃの実が入りにくいので、かぼちゃが熟したころにとり、いがいがの固い皮をむいて、いりこと少しの水を入れて炊き、醤油味をつける。
ふきのようにあっさりしているので、夏のばらずしに入れると青い色が加わって涼し気なすしができる。

 

出典: 森正史 他. 日本の食生活全集 38巻『聞き書 愛媛の食事』. 農山漁村文化協会, 1988, p.178-178

関連書籍詳細

日本の食生活全集38『聞き書 愛媛の食事』

森正史 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540880452
発行日:1988/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

魚あふれる瀬戸内、宇和の海。春はいだが川面をさかだて夏はあゆが水底に踊る肱川。五穀ゆたかな山間の田畑。海、山、川、平野の四季の移ろいと暮らし、食をつぶさに描く。
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