甘いぼたもちで収穫を祝う―晴れ食・行事食

連載日本の食生活全集

2021年10月29日

聞き書 群馬の食事 奥利根の食より

穴っぷさげ
稲刈りも無事にすみ、畑の麦播きが終わると、穴っぷさげといって、夕食にぼたもちをつくる。このときはふだんより甘いぼたもちにするが、米だけでなく、きみ(きび)やあわなども少し入れてつくる。こめごめ(みつばうつぎ)の木でつくったおはしを使い、おつゆ(澄まし汁)には里芋、にんじん、ねぎを入れ、きゅうりもみをおかずにして食べる。

写真:穴っぷさげのごちそう
ぼたもち、きゅうりもみ、おつゆ(里芋、大根、にんじん、ねぎ)。はしは、こめごめの木でつくったもの。

 

出典:志田俊子 他編. 日本の食生活全集 10巻『聞き書 群馬の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.39-40

関連書籍詳細

日本の食生活全集10『聞き書 群馬の食事』

志田俊子 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540900051
発行日:1990/6
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

かかあ天下に空っ風の上州は「粉もの王国」。「おきりこみ」の味は絶品で、夕食には"つるつる"の音が家中に広がる。みそまんじゅうやおやきも詳しく紹介。
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