聞き書 神奈川の食事 相模原台地の食より
■播きあげがゆ
十一月中旬、大麦、小麦の播きものが終わった夜、小豆がゆと煮しめで祝う。小豆がゆには、麦の穂打ちのときと同じように太めに打ったうどんを入れてどじょうがゆにする。
写真：播きあげがゆのごちそう
上：煮しめ（こんにゃく、里芋、大根、ごぼう、にんじん）／下：たくあん、どじょうがゆ、酒
出典：遠藤登 他編. 日本の食生活全集 14巻『聞き書 神奈川の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.153-153
関連書籍詳細
日本の食生活全集14『聞き書 神奈川の食事』
遠藤登 他編
定価3,038円 （税込）
ISBN:9784540920028
発行日:1992/7
出版:農山漁村文化協会（農文協）
判型/頁数:A5 384頁
和洋中が勢揃いの横浜のハイカラ料理、古都鎌倉の伝統食から、相模野の恵み、山・川・海の幸を集めた県内各地の素朴な郷土料理まで、地元のお年寄りからの聞き書きをもとに再現。写真つきで記録。
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