聞き書 富山の食事 砺波散居村の食より
■昼飯――ごはん、湯だご、なすびとそうめんのおつけ、塩さば、なすびのよごし
湯だごは、いるごの粉をこねて三口くらいの大きさにちぎる。これをゆでて別皿に盛り、ごはんの足しにする。毎日のようにとれるなすびは、そうめんと一緒に味噌仕立てのおつけや塩漬にするなど、毎日、三度三度食べる。また、きゅうりと同様にぬか漬にする家もある。
写真:夏の昼飯
ごはん、湯だご、なすびとそうめんのおつけ、塩さば、なす漬
出典:堀田良 他編. 日本の食生活全集 16巻『聞き書 富山の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.29-31