暑い朝は、ゆずの葉飯で暑気払い――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2024年06月10日

聞き書 滋賀食事 近江商人(本宅)の食より

小昼――豆飯や豆だんご、お茶
暑くなるころ、おでいりの人から「豆ができましたので小昼に使ってください」と、青えんどうやそらまめをもらったりする。そんなときは、小昼に豆飯や豆だんごをつくる。豆だんごは、そらまめもしくは青えんどうとゆりご(くずの米)の粉をこねて、せいろで蒸しあげる素朴なお菓子である。

写真:夏の小昼
青えんどうの入った豆飯と豆だんご

 

出典:橋本鉄男 他編. 日本の食生活全集 25巻『聞き書 滋賀の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.128-129

関連書籍詳細

日本の食生活全集25『聞き書 滋賀の食事』

橋本鉄男 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540910012
発行日: 1991/6
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

日本最大の湖・琵琶湖には鯉・鮒・もろこなど淡水魚があふれる。ふなずしをはじめ、滋賀県特有の湖魚の食べ方をもらさず紹介。また、近江商人発祥の地に残る本宅(店に対する自宅)の食生活など話題がいっぱい。
田舎の本屋で購入

このカテゴリーの記事 - 日本の食生活全集
おすすめの記事