聞き書 茨城の食事 鹿島灘沿岸の食より
春、はまぐり踏みに行くと、かなりのはまぐりがとれる。海水に一晩つけて砂をはかせる。
なべを火にかけ、温まったところへはまぐりを入れてかきまわすと、熱で口が開き、はまぐりのうまい汁が出てくるから、水を入れ、醤油で味をととのえる。
からこ汁は、空なべではまぐりを炒りつけるのがこつである。
出典:桜井武雄 他. 日本の食生活全集 8巻『聞き書 茨城の食事』. 農山漁村文化協会, 1985, p.260-261
2021年05月11日
聞き書 茨城の食事 鹿島灘沿岸の食より
春、はまぐり踏みに行くと、かなりのはまぐりがとれる。海水に一晩つけて砂をはかせる。
なべを火にかけ、温まったところへはまぐりを入れてかきまわすと、熱で口が開き、はまぐりのうまい汁が出てくるから、水を入れ、醤油で味をととのえる。
からこ汁は、空なべではまぐりを炒りつけるのがこつである。
出典:桜井武雄 他. 日本の食生活全集 8巻『聞き書 茨城の食事』. 農山漁村文化協会, 1985, p.260-261
日本の食生活全集8『聞き書 茨城の食事』
桜井武雄 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540850387
発行日:1985/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 348頁
「新豆できたから納豆寝せべ」穀類豊富な県央畑作地帯、水郷ならではの淡水魚を利用した南部水田地帯。水陸の幸を素材に食事づくりを手がけてきた主婦からの聞書きによってまとめた「常世の国」茨城の食事。
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