田植えどきの白米飯―晴れ食・行事食

連載日本の食生活全集

2021年05月12日

聞き書 岩手の食事 県北の食より

田植えのごちそう
▼午前の小昼 にぎった赤飯を、ふきかえばに包んで出す。豆腐、にんじん、ごぼう、ふき、しいたけなどの煮しめ、漬物(ぬか漬)を添える。景気づけに、どぶろくや酒かすを溶かしたどべを出すこともある。

写真:田植えどきの午前の「小昼」
右はふきの葉で包んだ赤飯。左へどぶろく、煮しめ。上はたくあん

 

出典:古沢典夫 他. 日本の食生活全集 3巻『聞き書 岩手の食事』. 農山漁村文化協会, 1984, p.27-29

関連書籍詳細

日本の食生活全集3『聞き書 岩手の食事』

古沢典夫 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540840227
発行日:1984/09
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 376頁

県北の雑穀文化圏・県央の粉食文化圏・県南のもち文化圏・海の幸豊かな三陸沿岸・山の幸の奥羽山系の5地域に分け、地域毎に紹介。日本人の食の原型を見ることができる。
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