聞き書 千葉の食事 北総台地の食より
■朝飯―麦飯、落花生のおつけ、とうぞう
落花生をすり鉢ですって入れたこくのあるおつけが、きびしい霜の朝のからだを温める。
とうぞうは味噌豆の煮汁と塩、こうじ、切干し大根を合わせて仕込んだもので、渋いうまさは炊きたての新穀飯にのせるとこたえされない(こたえられない)。
写真:冬の朝飯
たくあん、とうぞう、麦飯、落花生のおつけ(実はこまつな)
出典:高橋在久 他編. 日本の食生活全集 12巻『聞き書 千葉の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.241-242