魚や夏野菜を使い、洋風もとり入れて―日常の食生活

連載日本の食生活全集

2022年08月03日

聞き書 神奈川食事 川崎近郊農村の食より

用水からはどじょう、はや(うぐい)、ふな、うなぎ、しじみ、田んぼからはたにしがよくとれる。魚は煮たり、焼いてだしにしたりして食べる。また竹の串にさして焼いた魚をべんけいにさし、へっついの上につるして保存する。
お昼―朝の残りの麦飯、なすの卵とじ、きゅうりもみ、ぬか味噌漬
なすの卵とじは、甘じょっぱく煮て卵でとじたり、汁を多くしておつゆにしたりする。なすはゆでてさいて酢味噌であえて食べることも多い。青うりも薄く切って酢もみにする。汗をかいての炎天下の仕事には酢の料理が食を進める。

写真:夏のお昼
きゅうりもみ、ぬか味噌漬(なす、きゅうり)、麦飯、おつゆ(なすの卵とじ)

 

出典:遠藤登 他編. 日本の食生活全集 14巻『聞き書 神奈川の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.71-72

 

関連書籍詳細

日本の食生活全集14『聞き書 神奈川の食事』

遠藤登 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540920028
発行日:1992/7
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5判上製 384頁

和洋中が勢揃いの横浜のハイカラ料理、古都鎌倉の伝統食から、相模野の恵み、山・川・海の幸を集めた県内各地の素朴な郷土料理まで、地元のお年寄りからの聞き書きをもとに再現。写真つきで記録。
田舎の本屋で購入

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