聞き書 福島の食事 相馬(原釜)の食より
ほっき漁が続き、主婦は毎日、真夜中に夫を送りだす日々が続く。また、野菜畑の手入れ、大根、白菜、へら菜の作付け、田んぼの草取りにも追われる。
■夜
麦飯に、かれいの焼き魚、かぼちゃの味噌汁、きゅうりの漬物などを食べる。すずきやひらめの刺身が食卓をにぎわすこともある。
写真:夏の夕食
上:かれいの焼き魚、きゅうりの漬物/下:麦飯、味噌汁(かぼちゃ)
出典:柏村サタ子 他編. 日本の食生活全集 7巻『聞き書 福島の食事』. 農山漁村文化協会, 1987, p.318-319