あっさりしたすずきやひらめの刺身がうまい――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2024年07月25日

聞き書 福島食事 相馬(原釜)の食より

ほっき漁が続き、主婦は毎日、真夜中に夫を送りだす日々が続く。また、野菜畑の手入れ、大根、白菜、へら菜の作付け、田んぼの草取りにも追われる。

麦飯に、かれいの焼き魚、かぼちゃの味噌汁、きゅうりの漬物などを食べる。すずきやひらめの刺身が食卓をにぎわすこともある。

写真:夏の夕食
上:かれいの焼き魚、きゅうりの漬物/下:麦飯、味噌汁(かぼちゃ)

 

出典:柏村サタ子 他編. 日本の食生活全集 7巻『聞き書 福島の食事』. 農山漁村文化協会, 1987, p.318-319

関連書籍詳細

日本の食生活全集7『聞き書 福島の食事』

柏村サタ子 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN: 9784540870972
発行日: 1987/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

にしん漬・三五八漬を肴に会津の酒を酌む。うにの貝焼、あんこう料理は浜通りの名物。豊富な食素材を伝統の生活知が生かす「みちのくのまほろば」福島ならではの味。
田舎の本屋で購入

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