聞き書 宮崎の食事 延岡の食より
「ずし」ともいい、冬のお昼や夕食に冷やごはんでつくる。
いりこやすべいわし(頭やはらわたをとって、ゆで干ししたいわし)でよくだしをとり、毛いもや大根、白菜などの野菜を煮て最後にごはんを入れ、醤油味で炊きあげる。
もちを入れたもち入りおじやや、にらと卵のにらおじやも、からだの温まる冬の食べものである。
写真:冬の夕食のおじや
白菜漬をつまみながら、熱いのをかかえづめで(茶わんをおろさず)食べてしまう。
出典:田中熊雄 他編. 日本の食生活全集 45巻『聞き書 宮崎の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.81-81