ちまき

連載日本の食生活全集

2021年04月30日

聞き書 大分の食事 大分市近郊の食より

端午の節句につくる。
もち米の粉七とうるちの小米の粉三を水でこねてちぎり、円錐形に形づくる。ときわ(かや)の葉一枚で包んで蒸す。蒸しあがってからときわの葉で化粧包みをし、しゅろの葉を裂いてくくる。
ちまき五本を男結びに一つにくくり、あんもちとともにさかえ重(重箱の大きなもの)で配る。

写真:ちまきとあんもち

 

出典:波多野道義 他. 日本の食生活全集 44巻『聞き書 大分の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.43-43

関連書籍詳細

日本の食生活全集44『聞き書 大分の食事』

波多野道義 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540920011
発行日:1992/06
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

豊後・大分は、その名のとおり「豊の国」。県内各地には名物料理が目白押し。大分市の「ほうちょう」、豊後水道沿岸の「さつま」「かまぼこ」、竹田の頭料理、臼杵の黄飯、きらすま飯、日田盆地のがめ煮……。
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