聞き書 神奈川の食事 小田原(片浦)海岸の食より
■えびす講
十一月二十日は、えびすさまに収穫を感謝する。神棚からえびすさまを下ろし、一升枡の中に飾る。お神酒、尾頭つきの赤い魚二ひき、赤のごはん、ぬたなどと一緒に、豊作を祈ってみかんも飾る。
写真:えびす講
えびすさまを一升枡に飾り、お神酒、みかん、ほうぼう、煮豆、赤のごはん、ねぎぬた、豆腐の澄まし汁を供える。
出典:遠藤登 他編. 日本の食生活全集 14巻『聞き書 神奈川の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.266-266