ずわ

連載日本の食生活全集

2021年11月19日

聞き書 宮城の食事 阿武隈丘陵の食より


あなぐま、うさぎ、いのししなどがとれるとつくる、汁気のある煮ものである。
なついも、にんじん、ごぼう、こんにゃくなどの野菜をいちょう切りにし、肉は野菜より大きめのぶつ切りにする。野菜と肉を一緒に醤油味で煮る。最後に斜めに切ったねぎを入れる。
肉はたくさん入れる。とくにあなぐまの肉は脂がのっておいしい。

写真:冬のごちそう、ずわ

 

出典:竹内利美 他編. 日本の食生活全集 4巻『聞き書 宮城の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.293-293

関連書籍詳細

日本の食生活全集4『聞き書 宮城の食事』

竹内利美 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540890062
発行日:1990/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

米どころ宮城は旧伊達藩以来の米どころで、もちの多彩な食べ方を誇る。三陸海岸では四季いろいろな魚貝がとれ、浜の人たちだけでなく、内陸の人々の食膳もにぎわす。
田舎の本屋で購入

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