聞き書 宮城の食事 阿武隈丘陵の食より
あなぐま、うさぎ、いのししなどがとれるとつくる、汁気のある煮ものである。
なついも、にんじん、ごぼう、こんにゃくなどの野菜をいちょう切りにし、肉は野菜より大きめのぶつ切りにする。野菜と肉を一緒に醤油味で煮る。最後に斜めに切ったねぎを入れる。
肉はたくさん入れる。とくにあなぐまの肉は脂がのっておいしい。
写真:冬のごちそう、ずわ
出典:竹内利美 他編. 日本の食生活全集 4巻『聞き書 宮城の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.293-293